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#9751
TakaQ
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参加者

せっかくトピができたので一発マジレスを投下しておこう

はじめに護憲のためにインスタント憲法至上主義者になった輩に、話しの要点を三行で教えてやる

現憲法は「国家は国民の命と財産を守る」という大前提に即してない
でも変えるのは難しい
なら(憲法解釈という手段を用いて)壊すしかねーだろうよというお話

それでここからが本題
なぜ憲法を守るべきかと言ったら、憲法をないがしろにすると政府の暴走で「国民の命と財産を守る」という国家の前提が崩れる恐れがあるから
でも憲法を厳守することでそれが失われるのなら本末転倒もいいところ
国家の役割は「何が何でも憲法を守ること」ではなく「国民の命と財産を守ること」なのだから

憲法が施行された時点で、確実に落ちるか落ちる可能性がある綱渡りをしているようなものなので、改憲されるのは最初から見えていた結果でしかない

国際社会の平和というのは力の均衡で保たれてきたのであって、戦後世界においてもその原則はなんら変わってない
日本は米国の軍事力によって独り『例外』で居られただけに過ぎないというその前提(現実)をしっかり踏まえないと何の話も始まらない

9条の理念が崇高なのは確かだが、そんな特殊な例外が前提なモノを提唱したところで殆ど誰も説得されないということに気づいてどうぞ
実際に事実として、戦後70年以上経ってなお模倣する先進国などひとつもなかったというそれが現実

9条信奉に至るメカニズムとしては、第一次世界大戦で戦死者の多かった英仏の世論が、軍備に対する異様なまでの嫌悪を示して軍縮に向かわせたのと同じじゃなかろうか
英仏は第一次世界大戦で近代戦による凄惨極まりない総力戦を経験してそこに至ったワケだが、日本はそれを太平洋戦争で初めて経験し、なおかつ敗戦という形で終戦を迎えたのだから、当時の英仏以上に軍備に対してアレルギーを示すのは当然で、そのショック症状が抜け難いのも仕方がない面はある

逆に「戦争はもう嫌なのでナチに融和政策をしていたら、電撃戦で本土侵攻されて一ヶ月で占領されたんですがソレは(白目)」などという当時のフランスのような経験をしていないのも、日本がまともな国防意識を持てない原因であるのだろうと

事実この70年、非武装無抵抗パヨの言う所の”平和”は保たれてきたのもあって、それが実際には米軍と自衛隊の抑止力による結果であったとしても、連中の正常性バイアスにより「すべては9条のおかげ」というデンパに変換されてしまうというね

思うに、一番問題なのは9条の存在そのものではなくて、未だに軍事アレルギーであることや敗戦ショック症状から抜けられていないということを、大多数の国民が理解していない(意識できていない)ことなんじゃなかろうか
気づいてないどころか、むしろ「アレルギー状態? これが普通ですけど何か」的なことになっているような(震え声) 

この国民意識がなんで問題なのかというと、凄まじい御都合主義になっているから
「非武装を前提にした憲法」を後生大事に掲げながら「自衛隊という戦力」を所持していることに「矛盾を感じていない」から

本来自衛隊を是とするのなら、改憲せざるを得ないのは当然であって、非武装を前提としながら自衛と言えど武装と戦力保持を容認するのは事実上の改憲であるのに、その現実に憲法を整合させる作業(改憲)を今まで散々拒んできたということは、日本国民は立憲主義なんぞ糞ほども重要視していない人治主義者ということになりませんかねというお話ですよ
なのにそういう連中が安保法制反対では「立憲主義に反する」などという主張を平気で行うのだからそら草も生えますわ

憲法9条は、侵略戦争放棄が書いてあるだけで自衛については言及が無い
立憲主義である以上、憲法に書いてないことはできないので本来日本は自衛も禁止だが、それではあんまりだということで、憲法13条(幸福追求権)を拡大解釈して
「最小限度の自衛は許される」としたのが自衛隊が存在できている理由

青山繁晴さんあたりは「そもそも自衛に個別的だの集団的だのないし、そんなものを区別しているのは日本だけだ」と言っておられるのだけれども、日本が自衛権をわざわざ個別的と集団的に分けるのは、その「最小限度の自衛は許される」が関係していて、その「最小限度の自衛」ってのは、いったいどこまでが最小限度なのか実は誰にも判らないものだから、大部分の法学者の皆様が自衛隊は違憲だと仰る根拠もそこにあるのだが、連中に言わせれば、日本の自衛はミサイルを撃ち込まれてようやく相手国に確認できるとか、対策会議が開けるとかいうレベルなので、ほんともうマジ今のうちに改憲しておかないと大変なことになるのは確か(白目)

不思議なのは、「憲法学者の7割以上が自衛隊に憲法違反の疑いを持っているのは異常だから、これを早急に解消すべき」という至極まっとうな意見を、憲法学者の側が言っているのを聞いたことが無いし、いや今のままでいいのだという論理的な反論をできている学者も見たことがない

つまり連中は、矛盾の生じないよう現実に合わせて憲法を変えていこうという気はさらさらなくて、ただただ現行憲法は変えずにそのまま「現実のほうを憲法に合わせろ(自衛隊は廃止しろ)」という護憲ありきでしかない
そもそも憲法は常に正しく在るべきなどとはじめから考えてなどいない
そんな輩が憲法学者を名乗って偉そうなことを言えてしまえるのが日本の現状なんですよねというお話